「人間は失敗する権利をもっている。しかし失敗には反省という義務がついてくる。」という名言があります。これは、本田技研の創業者である本田宗一郎さんの言葉です。人間に失敗はつきものである、しかしそこに反省・改善がなければそれは失敗とは言わないし、成功への道も開けないということでしょうか。
マイウェイではあえて手取り足取り教えずに生徒に失敗やミスをさせることで、よりよい勉強法を身につけ、成績を上げていくという方針を貫いています。もちろん生徒には都度、反省の機会を持ってもらっています。そしてそれをできる限り文字にして書き残しています。すべてをお膳立てして、教えてしまうよりも多少時間はかかりますが、そこに生徒の成長の源があります。自分で気づいて改めていける力こそ、生徒のこの先の人生において強力な武器となります。
塾でも学校でもご家庭でも、失敗は良くないこととしてとらえがちです。しかし失敗や後戻りは子供たちが成長していくうえで必要不可欠な要素だと考えます。
ですから、本田宗一郎さんの言葉にもう一言加え、マイウェイ流にアレンジしますと「子供達は失敗する権利をもっている。しかし失敗には反省という義務がついてくる。そして周りの大人は見守る義務を負う」ということになりましょうか。
子供達が失敗したときには、「さあ、その失敗から何を学び取るのかな。楽しみにして待ってるよ」という気持ちも私たち大人は持ち合わせる度量が必要ですね。
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