イソップ童話「アリとキリギリス」をご存知ですか?
ある夏の日、キリギリスはバイオリンを弾き、歌を歌って過ごしていました。その一方で、アリは来たる冬のために食料を一生懸命家に運んでいます。
キリギリスは「食料をわざわざ運ばなくても、たくさんあるじゃないか」と話しかけると、アリは「今はたくさんあるけど、冬になると食べ物はなくなってしまうよ」と答えました。しかしキリギリスは「まだ夏は始まったばかり。楽しく歌って過ごせばいいのに」とアリをからかい、再びバイオリンを弾き始めました。
やがて秋になっても、キリギリスは遊んで暮らしています。
そして、冬がやってきました。キリギリスは食料を探すものの、周りには何もありません。お腹がすいて困り果てたキリギリスは、アリが食料を集めていたことを思い出し、分けてもらおうとアリの家を訪ねました。
キリギリスは、夏の間に働いていたアリをからかってしまったことを思い出し、食料を分けてもらえないのではと思っていましたが、アリは「どうぞ食べてください。その代わり、キリギリスさんのバイオリンを聞かせてください」と言ってくれたのです。
キリギリスは涙を流して喜び、張り切ってバイオリンを弾きました。そして次の年の夏からは、真面目に働くようになったそうです。
【あなたはこの童話の本当の結末を知っていますか?】
キリギリスが「食料を分けてほしい」とアリの家を訪ねると、アリは「夏は歌って過ごしていたのだから、冬は踊って過ごせばいいんじゃない?」と言い放ち、扉を閉めて追い返してしまいました。そしてキリギリスは、そのままアリの家の前で凍え死んでしまうのです。
皆さんは学校を卒業したあと、社会に出て働くことになります。その社会では、なまけていた人に「どうぞ食べてください」と言ってくれる人はほとんどいません。なまけた分の尻ぬぐいは自分でしなければなりません。
ですからマイウェイでは、将来皆さんが社会に出たときに困らないよう、勉強においての「アリ」を目指しています。勉強の「アリ」なるために皆さんに塾に来ない日も含めて毎日頑張ることを推奨しています。
(見習うべきところは、先を見越して頑張るべきときに頑張るところです。キリギリスを冷たく見放すところではありません。)