成績を上げるには、毎日、勉強する時間を決めて必ず机に向かう習慣をつけましょう。
マイウェイでは、お預かりしている生徒さんの成績を確実に上げるために、中学生は「自宅でも、毎日2すらら!」を合言葉に、塾に来ない日も毎日1時間程度の自宅学習を推奨しております。
慶応大学の中室牧子准教授の著書「学力の経済学」によりますと、成績を上げるための親の関与の方法として効果的なのは、勉強を一緒に見てあげることだそうです。ただ、中学生ともなると、学習の内容が難しく親が教えられなかったり、お仕事で忙しくなかなか時間が取れないなど、ハードルが高いですね。その代わりに、毎日勉強する時間を決めて守らせることで、勉強を見てあげる以上の効果があることが海外の研究結果からわかっています。
マイウェイではこれまでも生徒に「毎日、2すらら」としつこく声掛けし、自宅学習を促してまいりましたが、この夏休みに中断したままずるずると再開できず現在にいたる生徒が非常に多くなっております。このままですと2学期中間テストは、せっかく上がった成績を下げることになること必至です。新学期開始のこのタイミングで、ぜひとも、毎日1時間程度を勉強する習慣を取り戻したく存じます。
つきましては、ご家庭におかれましては、毎日の勉強時間を守らせることにつき、保護者様の全面的なご協力を賜りたくお願い申し上げる次第です。お子さまとお話し合いいただき、平日、休日で分けて、毎日勉強する時間(通称「すららタイム」)を子ども自身に決めさせていただきますようお願い申し上げます。毎日1時間以上(できれば休日は2時間以上)の勉強時間を、時間帯として、子ども自身に決めさせてください。そうすることで「勉強しなさい」という子どもがやる気をなくす声掛けを減らし、親子間の不毛なトラブルも減らしていければと考えております。
当塾では中学生全員に対して、「毎日、2すらら」とは言っておりますが、すらら学習よりも優先度の高いものがあるときは、学習内容はすららでなくても構いませんし、疲れて勉強できない日もあろうかと存じますので、そのような日は無理せず早めに休み、その分を週末に取り戻しておくなどの柔軟にご対応ください。
生徒には、曜日別の「すららタイム」報告用紙を配布し、9月5日までに提出してもらいます。そして、私からは生徒に対して、「自分で「すららタイム」として決めた時間は、親に言われる前に自分から机に向かいなさい」と指導をしてまいります。
保護者の皆様にはお手数をおかけいたしますが、ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
なお、中3受験生は部活引退後は、平日4時間以上、休日7.5時間以上を最低ラインの勉強時間として課しております。近頃は自宅で集中して学習できない生徒が激増しており、マイウェイでは中3生のうち約半数が平日は毎日塾に来て17時から22時まで学習しています。
この関わりは、同性同士(母親と娘、父親と息子の組み合わせ)のほうが効果が高くなります。親が仕事で家にいないことが多い場合は、祖父母や兄姉など、その他の同居者がかかわることで親と同等の効果があることが分かっています。
上記の研究結果は、全体的な傾向ですから、すべての生徒さんにあてはまるわけではありません。
しかしとても興味深い内容ですので、続きは次回に・・・。
コメントをお書きください